OMOIDE IN MY HDD

漫画のレビュー記事など

【決定版】2017年発売の面白かった漫画

えふとんです、どうも。

 
 
前回に続き2017年の振り返り、今回は『マンガ』です。
もう2月も終わりですが、まだ振り返ります。お付き合い宜しくお願いします。
 
例年恒例になってきた、昨年面白かったマンガ紹介。
ルールは《 2017年内に単行本1巻が発売されたマンガ 》という事のみ。独断と偏見に基づいて選出してます。
幅広く選出したつもりなので、グッとくる作品がひとつはあるはず。多分。
 
それでは、どうぞ。
 

 

 
 

バイオレンスアクション

バイオレンスアクション(1) (ビッグコミックススペシャル)

 
女子大生が殺し屋のバイトをする話。
暴力vs暴力。タイトルの通りバイオレンスなテーマだし内容なんだけど、主人公のケイちゃんの可愛さが全て中和してる。
とにかく可愛いんだけど、とにかくバイオレンス。絶妙なバランス感のうえに成り立ってる作品。
魅力的な敵キャラも見所のひとつで、ジョジョ5部の暗殺チームとか好きな人はもれなく好きになるはず。ギアッチョとか。
 
やわらかスピリッツで好評連載中。こちらから1話が読めます。
 
 
 

放課後ていぼう日誌

放課後ていぼう日誌 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

 
とにかく可愛い漫画。こっちはバイオレンスは無し。
とある高校の「ていぼう部」の活動を描いた漫画。女子高生釣り漫画です。
ガールミーツガールで釣りの魅力に主人公が引き込まれていく様子がすごく丁寧に描かれていて、釣りって楽しそうだなー!釣り行ってみたいなー!と、釣りを知らない人にもそう思わせてくれるような作品。
アニメにも向いてると思うし、そのうちアニメ化してほしい。
余談だけど作者の人はアニメ『龍の歯医者(アニメーター見本市ver)』のキャラデザもやってたり。
 
こちらから読み切り版が読めます。
 
 
 

サトコとナダ

サトコとナダ(1) (星海社コミックス)

 
ガールミーツガールといえばこちらも。
日本人の大学生サトコがアメリカでサウジアラビア出身の女性ナダとルームシェアする話。
『異文化交流譚』っていうと仰々しくて取っ付きづらいけど、内容はほのぼのとしてて等身大で、文化的な意味で知らない事もたくさん知れるし、ほっこり出来るし、みたいな。すげぇ暖かい作品。
イスラムの文化って普段触れる事ほとんどないし、こういう漫画で知ることが出来るのとてもいい。
四コマなので読みやすいところも◯。
ツイッター上で好評連載中。ツイッター上で読める漫画って手軽すぎて謎の抵抗があったんだけど、面白い漫画は媒体関係ないな。
 
こちらから読めます。
 
 
 
 

春と盆暗

春と盆暗 (アフタヌーンコミックス)

 
こっちはボーイミーツガール。
ひょんな事から傍目にはいい人なんだけど少し不思議な女性に出会って、それからなんだか気になってしまって〜。っていう短編が4本+おまけ1本収録されてる一冊完結の漫画。
登場する女性陣がみんな自分の世界を持っていてすごく魅力的。
とりとめのない日常と何気ない会話が心地よくてクセになる。柔らかい線も好み。
ゆるっとしたい人にオススメです。
 
 
 
 

大きい犬

大きい犬 (torch comics)

 
文字通り大きい犬が出てくる。二階建ての一軒家と同じくらいの大きい犬。ボーイミーツ犬。とにかくでかくて可愛い。そしてゆるい。
表題作の「大きい犬」を含む、全7編の短編集。
穏やかで緩やかで少し不思議な日常を描くのが上手すぎるスケラッコ先生。前作の「盆の国」も2016年推薦図書です。
大きい犬、背中に乗せてもらいたい。将来的に現実的な大きい犬の背中に子供乗せたい。サモエドとか。
 
「大きい犬」はこちらから読めます。トーチwebを運営しているリイド社は偉い。
 
 
 

惑星クローゼット

惑星クローゼット (1) (バーズコミックス)

 
SF(少し不思議)を描かせると抜群に上手い、つばな先生の最新作。
主人公の女の子が知らない惑星に行く夢を見るんだけど、それは夢ではなく現実で、徐々にそれらが自分の生活を浸食しはじめて〜みたいな話。
少しどころかかなり不思議な事になってるけど、今作もばっちり面白いのはさすが。
映画「ミスト」の雰囲気が好きな人は割と好きだと思う。多分。
 
試し読みはこちら。
 
 
 

マグメル深海水族館

マグメル深海水族館 1巻 (バンチコミックス)

 
東京湾の水深200m、いわゆる"深海"に存在する深海魚専門の少し不思議な水族館の話。
作中に『しんかい線』っていう路線名出てくるけど、これ酒飲みながら考えたでしょ。
宇宙よりも遠い場所、っていうと今期アニメの影響で南極が浮かぶ人が多いと思うけど、深海もそうらしいです。そして、月よりも到達した人数が少ない場所。
そんな場所に生息してる魚の生態を丁寧に丁寧に描いてる漫画。作者の愛がひしひしと伝わってきて、深海魚に次第に興味湧いてきます。
 
みんな大好きダイオウグソクムシも出てくる1話はこちらで読めます。
 
 
 

へんなものみっけ!

へんなものみっけ! 1 (ビッグコミックス)

 
こちらは博物館の日常を描いた漫画。
博物館の裏側ってどういう風になってるかとか、博物館の人達ってどういう仕事してるのかとか、知ってます?知らなくないです?
僕はこの漫画を読んで始めて知ったんですけど、とにかくすげえよ博物館。
たくさん動物が出てきます。みんな可愛い。博物館も行ってみたくなる。行ったことある人もイメージがらっと変わるはず。
一度読めば知らない事をたくさん知れるし、とにかくワクワクするし、エネルギーをもらえる漫画です。
 
試し読みはこちら。
 
 
 

とんがり帽子のアトリエ

とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニングコミックス)

 
ワクワクする2017年発売の漫画といえばこちら。
普通の少女が憧れ続けた”魔法使い”の世界に足を踏み入れる漫画。
洗練された世界観。魅力的な魔法。癖のある魔法使い達。これぞ『王道ファンタジー』という内容を、緻密な描き込みと美麗な絵柄で描いている作品。
さらに、特筆すべきはコマの使い方。コマのを額縁のように飾ってみたり、時間の経過を表現してみたり。世界観をさらに一つ上のものに引き上げていて、読んでいて魔法にかけられたような気持ちになれます。
 
試し読みはこちらから。
 
 
 

魔術師A

魔術師A (torch comics)

 
最後に紹介する漫画は「魔術師A」
独特な絵柄で淡々と描かれる、致死性の毒のような短編集。魔法とかは出てきません。
作者は一度聞いたら忘れられない名前の「意思強ナツ子」先生。
読んでいて真綿を首にかけられてるような、およそ気持ちが良いとは到底言えない、そういう気分になるんだけど、内容が面白いので読むのをやめられず結局最後まで読みきってしまう。そういう漫画です。
 
収録作のひとつである「KEBAB」がこちらから読めます。とにかく読めば分かる。

to-ti.in

 

 

 
 
以上、2017年のおすすめ漫画でした。
紹介した10作はどれも面白いものばかりなので、気になったものは是非チェックしてみてください。
 
ただし漫画村は使うな。
 

 

 

 

 

バイオレンスアクション(1) (ビッグコミックススペシャル)

バイオレンスアクション(1) (ビッグコミックススペシャル)

 
放課後ていぼう日誌 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

放課後ていぼう日誌 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

 
サトコとナダ(1) (星海社コミックス)

サトコとナダ(1) (星海社コミックス)

 
春と盆暗 (アフタヌーンコミックス)

春と盆暗 (アフタヌーンコミックス)

 
大きい犬 (torch comics)

大きい犬 (torch comics)

 
惑星クローゼット (1) (バーズコミックス)
 
マグメル深海水族館 1巻 (バンチコミックス)

マグメル深海水族館 1巻 (バンチコミックス)

 
へんなものみっけ! 1 (ビッグコミックス)

へんなものみっけ! 1 (ビッグコミックス)

 
魔術師A (torch comics)

魔術師A (torch comics)